大谷翔平選手“世界一”への道【キキコミ】
○大谷翔平選手
「本当にワールドシリーズの優勝だけ、ファンの人たちもそうだと思いますけど僕自身も目指しているので、一緒になってシーズンを一緒に戦っていけたら最高だなと思います」
○藤井
シーズン前に話したことが現実となる可能性を残しているというのがさすがですよね。
○櫻井
期待が高まりますね。
数々の偉大な記録を打ち立ててきた大谷選手ですが、ワールドチャンピオンの称号は、まだ手にしていません。
実は過去、メジャーのワールドシリーズに出場し世界一になった日本選手は、「7人」です。
大谷選手とドジャースが世界一の称号を手にするまでには、長い道のりがあります。
レギュラーシーズン162試合を戦ったあと、10月1日から世界一を決めるためのポストシーズンがスタート。
大谷選手のドジャースは、10月5日から始まる「地区シリーズ」から、最大5試合。「リーグ優勝決定シリーズ」が最大7試合。さらに勝ち上がれば「ワールドシリーズ」で最大7試合と、ほぼ1か月の長い戦いを経てワールドチャンピオンが決まるんです。
メジャーで初めてのポストシーズンを迎える大谷選手について、メジャーリーグ取材歴25年のAKI猪瀬さんに伺いました。
○櫻井
「大谷選手自身も、ワールドチャンピオンだけを目指していると話されていました、ワールドチャンピオンの持つ意味は?」
○AKI猪瀬さん
「MLB選手のステータスというのは、ポストシーズンでどのくらい活躍したか
『おまえ、通算本塁打500本打ってるけど、チャンピオンリング持ってるの?』『僕通算(本塁打)10本でも2本リング持ってますけど』という方がステータスが上」
○櫻井「重みというのは?」
○AKI猪瀬さん
「重いですよ 金額的にも300、400、500万円のリングなので。
あくまで都市伝説の1つなんですけど、アメリカの空港ってセキュリティーがきつい状態が続いていて、MLBのチャンピオンリングをはめていれば、ほとんどスルーできるという都市伝説もあるくらいに、アメリカ国内でMLBのチャンピオンリングは非常にステータスがある」
○櫻井
「AKIさんご自身の中で、ドジャースがチャンピオンになる確率は?」
○AKI猪瀬さん
「個人的には、日本のドジャースファンを敵に回すようで申し訳ないが、25%程度だと思う。
先発投手で計算できるのは、山本由伸投手、フラハティ投手の2本のみのイメージでポストシーズンに入るので、世界1位目指すなら打って打って打って打ち勝つを続けるしかないと思う」
○櫻井
「打って打っての中心には、大谷選手が必要?」
○AKI猪瀬さん
「必要になってきます ポストシーズンの“打”の記録を大谷さんが更新していく、レギュラーシーズンのように歴史的な記録を塗り替える活躍をしてもらえれば、2009年のヤンキース松井秀喜さんのようにトロフィーをかかげて、ワールドシリーズのMVPに大谷さんが輝いたということになればチャンピオンリングゲットですよ」
○藤井
チャンピオンリングの話で「※あくまで都市伝説です」と小さく書いてありましたけども、それくらい、チャンピオンになるというのはステータスなんだということがよくわかりますね。
○櫻井
改めてその大きさを感じるエピソードの1つでした。
前人未到の記録を打ち立てた大谷選手。そのシーズンに世界一の称号を手にするのか、新たな戦いが始まります。
(9月30日放送『news zero』より)