不信感浮き彫りに…露主導でシリア和平会議
内戦が続くシリアの和平を話し合う会議が30日、ロシア南部で開かれた。しかし、主要な反体制派が参加を拒否するなど、ロシアに対する不信感も改めて浮き彫りとなった。
会議はアサド政権を支援するロシアが呼びかけたもので、約1500人が参加した。会議では、内戦終結を目指した政治的解決の進め方が話し合われ、新たな憲法を制定する委員会を設置することなどで合意した。
しかし、主要な反体制派が参加を拒否したほか、フランスの外相が「和平会議は国連の主導で行われるべきだ」と批判するなど、ロシアに対する不信感が改めて浮き彫りとなった。