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クシュナー上級顧問のアクセス権限を格下げ

2018年2月28日 18:37

アメリカ・トランプ大統領の娘婿のクシュナー上級顧問が外交など最高機密へのアクセス権限を失ったと、複数のアメリカメディアが報じた。政権内での影響力が弱まる可能性も指摘されている。

クシュナー上級顧問はこれまで、正式な許可がないにもかかわらず、暫定的な措置として外交や安全保障などの最高機密へのアクセスを認められてきた。しかし、ホワイトハウスを取り仕切るケリー首席補佐官が見直しを行い、先週、クシュナー氏のアクセス権限が格下げされて最高機密に接することができなくなったという。

アメリカメディアは背景として、本来権限のない人物が機密にアクセスしていた事例がホワイトハウス内で発覚したことから、ケリー首席補佐官がルールを厳格に適用したとの見方を示している。

クシュナー氏は大統領の最側近の一人だが、今後、「政権内での影響力が弱まる可能性がある」との見方も出ている。