金正恩委員長の祖父、金日成主席と会談したことがあるアメリカのカーター元大統領は、米朝首脳会談の前に北朝鮮を訪問することに意欲を示した。

カーター元大統領は１９９４年、北朝鮮の核危機の際に訪朝し、金日成主席と会談を行い、緊張の緩和につなげた人物。カーター氏は２７日に放送されたＣＢＳのインタビューの中で、トランプ大統領に対し過去に２度、政府特使としての訪朝など北朝鮮問題での協力を申し出たと明かした。そして、「トランプ大統領が望むなら」とした上で、米朝首脳会談の前の訪朝に意欲を示した。

カーター元大統領「必要なら訪朝も含め喜んで協力する（と申し出た）」「トランプ大統領が私の協力を望むなら喜んでやる」

また、北朝鮮側の狙いについては「彼らはアメリカから先制攻撃を受けないという保証を欲しがっている」との見方を示した。