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台湾潜水艦“米が企業に台湾との商談許可”

2018年4月9日 4:18

台湾の潜水艦建造計画について、アメリカ政府が、アメリカの企業に対して台湾側と商談することを認めたと台湾が発表した。中国の強い反発が予想される。

台湾の総統府は、7日、台湾が進める潜水艦建造計画について、アメリカ政府が、自国の企業に対して台湾側と商談を行うことを認めたと発表した。今後、軍事関連の技術を持つアメリカ企業が、台湾の潜水艦建造に協力することが可能になる。

台湾メディアによると、台湾では4隻ある潜水艦が老朽化し、これまでアメリカにディーゼルエンジンの潜水艦を売却するよう求めていた。しかし、中国の圧力などで実現していないという。

一方、中国は、初の国産空母の進水式を行うなど、海軍力の増強を進めていて、去年、台湾の蔡英文政権は、中国を念頭に独自の潜水艦建造計画をスタートさせ、早ければ2024年の完成を目指している。

今回の決定に対し台湾の国防部は、「アメリカが台湾の安全保障を重視し、適切な防衛力を提供してくれることに感謝する」と声明を出したが、今後、中国の強い反発が予想される。