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トランプ氏 アサド政権軍に“大きな代償”

2018年4月9日 10:52

内戦が続く中東シリアで、化学兵器の使用が疑われるアサド政権軍の攻撃があったことを受け、アメリカのトランプ大統領は対抗措置を辞さない構えを見せた。

シリアの首都・ダマスカス近郊の東グータ地区では、アサド政権軍が反体制派に対して、6日から空爆を行い、多くの死傷者が出ている。呼吸困難の症状で死亡した人も多数いて、ロイター通信などは塩素ガスが使われた疑いがあると伝えている。アサド政権側は化学兵器の使用を否定しているが、アメリカ・トランプ大統領は8日、ツイッターで「非人道的な化学兵器攻撃で女性や子供も死亡した」として、「野蛮なアサド」と非難した。その上で、「大きな代償を支払うことになる」として対抗措置も辞さない構えを示した。

事態を受けてホワイトハウスでは8日夜、国家安全保障会議のメンバーが対応を検討するという。トランプ政権は去年4月、アサド政権が市民に化学兵器を使用したとしてシリアの空軍基地にミサイル攻撃を行っている。