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「徴用工像」問題 地元自治体が撤去要請

2018年5月9日 19:39

韓国・釜山市の日本総領事館前に、労働団体がいわゆる「徴用工像」を設置しようとした問題をめぐり、地元自治体が労働団体に対し、近くの路上に置かれたままの像を、今月23日までに撤去するよう求めた。

韓国の労働団体は、今月1日のメーデーに合わせて、釜山市の日本総領事館前に日本の植民地時代に動員された労働者を象徴する「徴用工像」を設置しようとしたが、警察に阻止された。

像は、総領事館から数十メートル手前の路上に置かれたままだが、道路を管理する地元自治体は8日、労働団体に対し、今月23日までに像を撤去するよう求める通知を送った。

期限までに移動させなければ、さらに警告した上で、最終的には強制撤去する方針。

この問題をめぐっては、日韓関係の悪化を懸念する韓国政府も8日、別の適切な場所に設置するよう求める談話を改めて発表していた。

一方、団体側は撤去には応じない構えを見せている。