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米・輸入制限に「懸念と失望」G7議長総括

2018年6月3日 15:56

カナダで開かれていたG7(=主要7か国)の財務相・中央銀行総裁会議が2日、閉幕した。議長総括では、アメリカが発動した鉄鋼などの輸入制限について「懸念と失望」が示された。

会議では、アメリカがすでに日本などに発動している鉄鋼などの輸入制限を今月からEU(=ヨーロッパ連合)やカナダにも発動したため、この問題が大きな焦点となった。

閉幕後に出された議長総括では、アメリカに対する「懸念と失望」が表明された。

カナダ(議長国)・モルノー財務相「鉄鋼とアルミへの関税は、我々にとって非建設的なものだ」

アメリカ・ムニューシン財務長官「アメリカの目的は、公正でバランスのとれた貿易の確保だ」

アメリカ側は正当な措置だと反論しているが、8日から始まるG7首脳会議でも主要なテーマとなる。