AR機能強化でiPhoneさらなる進化へ
アメリカのIT大手、アップルは4日、iPhoneなどの機能をさらに進化させると発表した。現実の世界に動画などを映し出すAR(=拡張現実)の機能を強化している。
4日に行われたアップルの開発者向けのイベントでは、クックCEOらが新しい技術を発表した。iPhoneなどを動かす新たなソフトウエア「iOS12」が発表され、現実の世界に動画などを映し出すARの機能が強化された。専用のアプリとカメラを使うと、実際に作ったブロックの家の周りにキャラクターを表示できる上、複数の端末利用者で同時に、同じものを見ることもできる。
iOS12は、iPhone6s以降を対象にしていて、今秋から利用できるという。
ITジャーナリスト・石川温さん「iPhoneが非常に普及しているところもあり、開発者が(アプリなどを)提供できる土台が大きいところでアップルとしては戦略的にやっている」
ARは、グーグルなども開発に力を入れていて、新技術の競争がさらに激しくなりそうだ。