×

世界遺産決定「地域の宝物が世界の宝物に」

2018年7月1日 1:17

新たな世界遺産として長崎県と熊本県にある「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の登録が決まった。日本国内で22件目の世界遺産となる。

ユネスコ(=国連教育科学文化機関)の世界遺産委員会は、日本時間のきのう(6月30日)夕方、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産への登録を満場一致で正式決定した。

新たな世界遺産は、日本に現存する最古の教会である長崎市の「大浦天主堂」や熊本県天草市の「天草の崎津集落」など12の資産で、主に江戸時代、キリスト教が禁止される中、ひそかに信仰を続けた「潜伏キリシタン」と呼ばれる人々の歴史を物語るもの。

長崎県・中村知事「地域の宝物が世界の宝物になりましたので、それぞれの地域の方々は、大きな誇りを持っていただきたい」

今回の登録決定で、日本国内の世界遺産は22件になる。