中国・劉鶴副首相「中国での新型コロナの感染ピークは過ぎた」 ダボス会議で講演
世界各国の政財界のリーダーが集まる世界経済フォーラムの年次総会「ダボス会議」で中国の劉鶴副首相が講演し、「中国での新型コロナの感染ピークは過ぎた」と述べました。
17日、スイスで講演を行った劉鶴副首相は、「中国の市民生活は平時を回復しつつあり、中国での新型コロナウイルスの感染ピークは過ぎた。回復のスピードは予想より早かった」と述べました。
また、今年の中国経済の見通しについて、輸入の増加や企業による投資の増加、消費の回復などによって「全体として好転し、経済の成長率はコロナ前の正常レベルに戻る公算が大きい」と自信を示しました。
ただ、今週末、中国では旧正月を迎えることから、大勢の人が帰省し、地方で感染が拡大する恐れも指摘されています。
劉氏は18日、アメリカのイエレン財務長官と初めての会談を行う予定です。