中国政府は8日から、海外からの入国者に義務付けてきた隔離措置を撤廃しました。およそ3年間続いた「ゼロコロナ」政策は終了したことになります。

中国政府は、これまで義務づけてきた入国時のPCR検査や入国後の隔離措置を8日から撤廃しました。北京の空港では、抱き合うなどして再会を喜ぶ人の姿がみられました。また、中国に在留する日本人でも、戻ってきた際の隔離措置の撤廃を受けて、久しぶりの日本帰国を決めた人もいました。

一方、上海の空港でも多くの日本人が到着しました。

中国在留日本人「今回本当に（隔離など手続きが）何もなかったのでびっくりしました。あまりにもすっと出られましたので」

上海で単身赴任をしているという男性は、1年ぶりに、妻を連れて上海の自宅に戻ってきました。隔離が必要だった以前に比べ負担が大幅に減ったといいます。

妻・与謝野悦子さん「いつも（隔離）ホテルで2週間過ごして、その後、自宅でしたから、全然違いますね、その日のうちに家に帰れるということが」

隔離措置の撤廃を受けて、日系企業の中には、新規の中国赴任や出張を再開したところもあり、今後、往来が活発化しそうです。