ウクライナ軍、ロシア防衛線を一部で突破か 英国防省が分析
ウクライナのゼレンスキー大統領は、焦点となっていたロシアに対する大規模な反転攻勢を開始したと明らかにしました。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領「ウクライナで反転攻勢が始まっている。(作戦が)どの段階か詳細は話さない」
ゼレンスキー大統領は10日、カナダのトルドー首相との共同記者会見の場で詳細についての言及は避けつつ反転攻勢を開始したことを初めて認めました。
プーチン大統領も9日、ウクライナが反転攻勢を始めたと確信していると発言していました。
こうした中、イギリス国防省はウクライナ軍が一部の地域で前進し、ロシア軍の最初の防衛線を突破したようだとの分析を公表しました。ロシア軍の一部の部隊は堅実な防御を行っているものの、無秩序に地雷原を通って撤退し、死傷者を出している部隊もあるとしています。
一方、ロシア国防省は10日、「ウクライナ軍が過去24時間でドネツク南部やザポリージャ方面、バフムト周辺を攻撃したが撃退した」と主張しています。さらに撮影日時は不明ですがドローンによる攻撃や破壊された戦車などの映像を戦況報告にあわせて公開しました。