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米中外相、双方が抗議 関係悪化が浮き彫り

2018年10月9日 1:18

米中外相会談が8日に北京で行われ、泥沼化する貿易戦争や南シナ海をめぐり双方が抗議し、両国の関係悪化が浮き彫りとなった。

中国外務省によると、王毅外相はポンペオ国務長官に対し、「貿易摩擦をエスカレートさせ、台湾問題でも中国の権益を損ねている」と指摘。「ただちに間違った言動をやめるべき」と抗議した。

一方、アメリカ国務省によると、ポンペオ長官は、中国が実効支配する南シナ海や人権問題について指摘したという。

また、北朝鮮については、非核化を実現するまで圧力を維持することで一致したとしている。

ポンペオ長官は、今年6月に訪中した際は、習近平国家主席と会談したが、今回は行われず、両国の関係悪化が浮き彫りとなった形。