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戦争の結果、北方領土はロシア領に…露外相

2018年12月18日 0:34

ロシアのラブロフ外相は17日、日本との平和条約交渉について、戦争の結果、北方領土がロシア領になったことを認めなければ、何も進まないと主張し、日本側をけん制した。

ラブロフ外相「ロシアが日ソ共同宣言を基礎にというときは、日本が第二次世界大戦の結果を無条件に受け入れることを意味する。日本の立場が変わらなければ何も進まない」

今後の日露の平和条約交渉で、ロシア側の責任者を務めるラブロフ外相は17日、このように述べ、北方領土が第2次世界大戦の結果、ロシア領になったことを認めなければ、交渉は前進しないと主張した。

その上で、「日本側は、受け入れられないという立場をさまざまな形で示唆している」と批判。河野外相が会見で平和条約交渉に関する質問を無視したことについても、「日本の立場が変わっていないためだ」との見解を示すなど、日本側をけん制した。