スウェーデン責任者「対策が不十分」認める
北欧のスウェーデンは、厳しい外出制限を行わない独自の新型コロナウイルス対策を続けています。しかし、3日、感染対策の責任者が「あまりに多くの人が死亡している」などとして、対策が不十分だったことを認めました。
地元メディアなどによりますと、スウェーデンの感染対策の責任者を務めるテグネル氏は「あまりに多くの人が死亡している」とした上で、「もっと厳しい制限を課すべきだった」「改善の余地があるのは明らかだ」との認識を示したということです。
スウェーデンでは飲食店やスポーツジムの営業が続けられるなど、緩やかな新型ウイルス対策を続けています。しかし、人口あたりの死者数は北欧諸国の中で際だっており、対策の妥当性を巡り物議を醸していました。こうした中、テグネル氏はこれまでの対策が不十分だったことを自ら認めた形です。