中国“米国人拘束”恐れ 米国務省呼びかけ
アメリカ国務省は3日、中国に関する渡航情報を公表し、中国が法律を恣意(しい)的に執行してアメリカ人を拘束する恐れがあるなどと注意を呼びかけた。
アメリカ国務省は3日、中国に関する渡航情報を公表した。渡航の安全度は4段階中2番目に安全な「レベル2」に据え置いたが、中国当局が法律を恣意的に執行し、アメリカ人を数年にわたって出国禁止にする可能性もあると指摘した。
また、拘束されれば「国家の安全」を理由に長期間拘束され、取り調べを受ける恐れがあると警告している。これは、中国の通信機器最大手・ファーウェイの副会長がカナダで逮捕された後、中国でカナダ人2人が拘束されたことを踏まえたものとみられる。