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イランに機密情報提供 元米空軍の女を起訴

2019年2月14日 10:33

アメリカ司法省は13日、アメリカ空軍に所属していた女が退役後、イランに寝返り、アメリカの機密情報を提供したとして、女をスパイ行為の罪などで起訴したと発表した。

起訴されたのは、アメリカ空軍で外国政府のスパイ活動を妨害する任務についていたモニカ・ウィット被告で、逃亡中として手配されている。

司法省によると、ウィット被告は主に中東で任務にあたっていたが、2008年に軍を去ったあと、2013年にイランに寝返り、同僚の個人情報や軍の作戦などの機密情報をイランに提供。この情報をもとに、イランの精鋭部隊・革命防衛隊の指示を受けたイラン人ハッカー4人がサイバー攻撃を仕掛けていたという。

捜査当局は「国家安全保障に深刻な損害を与える可能性がある」と懸念を示している。