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スペイン議会が予算案否決 総選挙実施か

2019年2月14日 20:38

スペイン議会で13日、2019年予算案が否決された。これを受けて地元メディアは、サンチェス首相が15日に、総選挙の前倒し実施を発表するとの見通しを伝えている。

スペイン下院では13日、サンチェス政権が提出した2019年予算案が反対多数で否決された。地元メディアによると、これを受けて、サンチェス首相は15日、閣議後の記者会見で、議会下院を解散し、来年に予定されていた総選挙を前倒しすることを発表する見通し。

投票日は4月28日がほぼ確実視されている。

サンチェス首相率いる社会労働党は、下院でおよそ4分の1しか議席を持たない少数与党。去年の政権交代の際には、スペインからの独立を求めるカタルーニャ州の地域政党が支持したが、その後、独立にむけた協議が不調に終わり、予算案の採決では一転して反対に回った。