自分の精子使い無断で体外受精…49人出産
オランダで不妊治療の際に男性医師が無断で自分の精子を使って体外受精を行い、49人の子供を生ませていたことがわかった。
AFP通信などによると、オランダで不妊治療のクリニックを経営していた男性医師が女性に無断で自分の精子を使い、体外受精を行っていた。
女性らの求めで行われたDNA鑑定の結果、体外受精で生まれた49人の子どもが、この男性医師と親子関係にあることがわかった。女性やその家族らは子供の顔や瞳の色が、この医師に似ていたことから疑問を抱いていたという。
クリニックは既に閉鎖し、医師は2年前に89歳で死亡している。動機は明らかになっていないが、地元メディアによると、医師は生前様々な提供者の精子に自分の精子を混ぜたことなどを認めていたという。
医師が、ほかにも同様に子供を産ませた可能性があり、現地では疑いがあれば検査をうけるよう呼びかけられている。