ガザ戦闘休止の“延長交渉”難航か 日本時間午後2時に期限迫る
イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止の期限が30日午後に迫る中、さらなる延長にむけた交渉は難航している模様です。
イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止が6日目を迎えた29日、人質16人が新たに解放されました。イスラエル側も収監されていたパレスチナ人30人を釈放したということです。解放された人質の中にはアメリカ人1人も含まれていますが、アメリカのバイデン大統領はメディアの取材に応じ、人質の全員解放をめざす考えを示しました。
人質解放交渉をめぐってはアメリカのブリンケン国務長官が30日、イスラエルに到着し、ネタニヤフ首相らとの会談で今後の対応を 協議します。
中東や欧米のメディアは戦闘の休止期間をさらに数日間延長する交渉が行われていると報じていますが、戦闘休止の期限が日本時間30日午後2時に迫る中、ギリギリの交渉が続いている模様です。
ただ、イスラエルメディアによると、ネタニヤフ首相は戦闘休止が終了次第ハマスの壊滅を目指し攻撃を再開すると改めて表明したということです。
こうした中、ハマス側は、人質となっていた生後10か月の赤ちゃんを含む一家3人が、イスラエル軍の攻撃で死亡したと発表しました。イスラエル軍は、「ハマス側の主張の正確性を調査している」としていて、一家の親族らは、「軍によってハマス側の主張が覆されることを期待している」とする声明を出しています。