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民主化訴える大学生来日「香港を守りたい」

2019年6月13日 2:09

香港で、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする条例の改正案が審議される中、香港から民主化を訴える大学生が来日している。学生らを前に講演し、「香港という好きな場所を守りたい」と活動への思いを語った。

香港出身の周庭さんは、民主派政党「香港衆志」のメンバーで、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする条例の改正案の撤回を訴えるため来日している。

12日、都内の大学で、日本の学生と香港からの留学生などを前に講演を行い、改正案が可決されたら「権利や自由だけでなく、身の安全も保障されなくなる」と訴えた。また、抗議運動を続ける理由は、香港を守りたいという「責任感だ」と強調した。

「香港衆志」メンバー・周庭さん(22)「香港の未来に対して理想を持っている、希望を持っている若者たちが、(警官隊との衝突で)血だらけになりケガをして、本当に悲しいです」「でも、香港に対して希望を持たないと続けられないと思っているから、ここまで続けられました」

講演終了後、周さんのもとに、日本に住む香港出身の若者数十人が集まり、条例改正への反対を共に訴えた。参加した留学生の一人は「日本政府にも私たちの声を聞いてほしい」と話している。