コミケはマンガ・アニメだけじゃない SNSで話題の“家庭科のドラゴン”も 意外な企業を取材
■地方自治体、企業がブース参加
■どこか懐かしさを感じる…“家庭科のドラゴン”
また、今回がコミケ初参加の企業はほかにも。キャラクターデザインや版権管理を行う株式会社サンワードが販売していたのは、家庭科の学習教材として販売されていた裁縫セットやその絵柄をあしらったグッズたち。20代~30代半ばの世代にとってはどこか懐かしさを感じさせるグッズです。担当者によると、2024年がたつ年であることから「何かドラゴンを使ってやってみたい」とコミケ参加を決めたといいます。
出展が発表された際にはSNSを中心に話題となり、「(ブースの来場者から)“使っていました”とか“X見ました”という声が非常に多くて、“このために来ました”というお客さんもいらっしゃって、我々としても、今後もっと頑張っていこうという気持ちになりました」と反響の大きさを語りました。
■列に並びながら摂取できる“飲む”あんこ
また、グッズだけではなく飲食物もコミケでは販売されています。企業ブースの一角で販売されていたのは“飲む”あんこ。販売していた『飲むあんこ「theANko」・shiroAN』ブースの担当者に話を聞くと、来場者がブースの列に並びながらでも摂取できるようにと飲むあんこを販売していると教えてくれました。コミケへの参加は夏・冬合わせて3回目だそうで、「(あんこが)アニメ文化含めてコミケ文化にも受け入れられてきた実感はあります」と手応えを語りました。
コミケは、マンガやアニメなど様々なジャンルのファンが自作の同人誌を持ち寄って頒布する即売会。一般の参加者やコスプレイヤーだけではなく、出版社やアニメ制作会社といった様々な企業もブースを出展して参加しています。今回のコミックマーケット104には、130社が参加したということです。