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コミケで何が買えるのか マンガや雑誌だけではない ユニークな創作物の数々

2023年8月14日 22:32
コミケで何が買えるのか マンガや雑誌だけではない ユニークな創作物の数々
コミケ参加者
世界最大規模といわれているサブカルチャーの祭典・コミックマーケット(通称・コミケ)が8月12日と13日に東京ビッグサイトで開催されました。マンガや雑誌以外にどんな物が販売されているのか、様々なブースを取材しました。

コミケとはゲームやアニメなど、様々なジャンルをテーマに個人で作ったマンガや雑誌などを売る展示即売会で、企業やコスプレイヤーなども参加する大型イベントです。コロナ期間中は厳しい感染対策や入場規制などを行いながら開催してきましたが、102回目となる今回は制限も大幅に緩和され、2日間で累計26万人が来場しました。

■海外でも人気 ユニークな創作物の数々

コミケ2回目の参加で新潟県から来た出展者が販売していたのは、“ファンタジーの世界”で使っていそうな武器の形をした手彫りピザカッターです。剣やナイフ、オノなど様々な形がある中で、一番人気はカランビットナイフ風のピザカッター(9500円)。特に海外の方に好評だったといいます。今年は2日間累計で2020年以降最多となる61の国と地域から外国人が来場しました。

■"素数は楽しい"自分の好きなものをグッズに

ほかにも自分の好きなものをモチーフにグッズを制作している人が多く見られました。コミケに初めて参加したという自営業の方は、"素数"を刺しゅうしたバッグ(3000円)を販売。70個用意したバッグは初日でほとんど売れたそうで、「残り3個になってしまいました。皆さん"推し素数"があって、推しがないから買わないという人もいました。盛り上がってくれて楽しいです」と話し、「素数って方程式がないくらい不規則な並びで不思議。その並びを見ているだけで楽しい。車のナンバーを見ると素数かどうかすぐに調べてしまう」と素数の魅力について熱く語っていました。

■制限大幅緩和 戻ってきたコミケの活気

夫婦で出店し販売していたのはアニメの人気キャラクターが持つ銃などをモチーフにした木製のゴム銃(1000円)。普段、仕事で金型を作っているスキルを使って制作したものです。コミケ4回目の参加となる出展者は「コロナ禍も(コミケに)出ていたので、寂しいなと思っていたけど、人が増えてきたから、こっちも楽しく販売しています」と制限が緩和されたコミケを楽しんでいました。

ほかにもぬいぐるみや食器、カードゲームなど様々な創作物が販売され、今年は2日間で累計2万1000サークルが出展。自分の趣味と合うユニークなアイテムを見つける楽しさもコミケの魅力のひとつなのかもしれません。