中東・ホルムズ海峡で英国タンカー狙われる
先月、日本の海運会社などが運航するタンカーが攻撃され、緊迫している中東のホルムズ海峡で10日、イギリスのタンカーが狙われた。
アメリカのCNNがアメリカ政府当局者の話として伝えたところによると、海峡を通過しようとしたイギリスのタンカーに、イラン革命防衛隊のボート5隻が接近し、進路を変更してイランの領海内で停船するよう求めたという。
しかし、タンカーを護衛していたイギリス海軍の軍艦が機関砲を向け警告したところ、イランのボートは引き下がり、だ捕は未遂に終わったとしている。
これに対し、革命防衛隊は11日、「過去24時間にわたって、外国の船舶と遭遇していない」と否定した。
両国をめぐっては、イランのタンカーが今月、イギリス領のジブラルタル沖でだ捕され、イラン側は報復を示唆していた。