石破首相にとって初めてとなる通常国会が、24日に召集されます。少数与党の中まずは、来年度予算案を野党の協力を得て年度内に成立させられるかが焦点となります。

石破首相は24日午後、今年の政権運営の方針を示す「施政方針演説」を行います。演説では石破首相の肝いり政策である「地方創生」を「令和の日本列島改造」と位置づけ、取り組む決意を強調します。具体的な政策として男女の賃金格差是正にむけた法整備や地方公務員の兼業などを認める環境整備を行うとしています。

また、少数与党国会の中で野党側に対し「与野党ともに責任ある立場で熟議し国民の納得と共感を得ることが必要」などと協力を呼びかける考えです。

通常国会の会期は6月22日までの150日間です。少数与党国会の中、政府・与党には来年度予算案や重要法案の成立に向け野党側の協力を得られるかがカギを握ります。

一方、野党側にも夏の参議院選挙を控え、存在感をどう発揮するか戦略が問われることになります。