G7で経済討議 米中念頭に貿易摩擦へ懸念
フランスで開かれているG7=主要7か国首脳会議は、2日目の25日、世界経済に関する討議が行われ、米中両国を念頭に貿易摩擦への懸念を示す声が相次いだ。
仏マクロン大統領「世界経済を再び成長させるため、各国首脳が国際社会の緊張緩和を望む意思を明確に述べたと思う」
サミット2日目の討議では、米中貿易戦争で世界的に景気後退の懸念が広がっていることを受け、G7が必要に応じて、機動的で、万全な政策対応で協調していくことで一致した。
日本政府によると、制裁関税の応酬を繰り広げる米中両国を念頭に、多くの国から貿易摩擦に対する懸念が表明されたという。
また、安倍首相やヨーロッパの各首脳らが自由貿易の重要性を訴え、WTO(=世界貿易機関)を改革する必要性についても首脳間でほぼ同意した。