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「世界津波の日」国連で高校生らが発信

2019年11月6日 9:12

国連が定めた「世界津波の日」の5日、アメリカ・ニューヨークの国連本部では日本や南米チリの高校生らが防災の大切さについて発信した。

「世界津波の日」に合わせて行われたイベントには、日本やチリ、インドネシアなど、津波の被害を受けてきた国々の外交官や高校生が参加した。

北海道から参加した高校生は、去年、最大震度7を記録した「胆振東部地震」の経験を語ったほか、防水加工をした段ボールで作った瓦など、災害時の応急処置について紹介した。

札幌国際情報高校2年・井戸静星さん「日本人は色々な災害を経験していて、災害は世界中で起こりうることなので、自分の経験などを世界の人とシェアすることができる機会はすごく大事」

また、国連で防災を担当する水鳥真美事務総長特別代表は「災害は、高齢者や子ども、障害者など社会的に脆弱(ぜいじゃく)な人々に大きな被害を及ぼす」と述べ、日頃からお互いが助け合うことの大切さを訴えた。