アメリカのトランプ政権下でイーロン・マスク氏が率いる「政府効率化省」に所属する21人の職員が、政府の取り組みに抗議して辞職したことが分かりました。

AP通信によりますと、アメリカの「政府効率化省」に所属していた21人の職員が25日、連名で辞表を提出しました。

辞表には、「自分たちの専門的な技術が、重要な公共サービスを解体するために使われることを拒否する」などと記載されていたということです。

また、連邦職員の人員削減が進められる中、マスク氏が「政府効率化省」で採用したメンバーの多くは、「必要なスキルや経験を持たず、特定の政治的信条に偏った人物である」と警告しています。

CNNは、辞職した21人は、エンジニアやデータサイエンティストなど「政府の重要なプロジェクトを担当していたメンバー」で、一連の連邦政府改革に抗議を示したと報じています。

一方、マスク氏はAP通信のこの報道について、自らのSNSで「フェイクニュースだ」と反論しています。