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吉野彰さん 今年一年を漢字で表すと「賞」

2019年12月9日 10:41

今年のノーベル化学賞に選ばれた吉野彰さんが記念講演を行い、自身が研究してきたリチウムイオン電池が今後の持続可能型社会の実現に中心的役割を果たすと述べた。

吉野彰さん「これは世界に対する私のメッセージです。様々な技術革新が持続可能な社会の実現をまもなく可能にします。リチウムイオン電池は、その中心的役割を果たすでしょう」

吉野さんは、リチウムイオン電池を搭載した自動運転車が急速に普及することなどで環境負荷が大きく軽減され、環境・経済的合理性・利便性のバランスが取れた「持続可能型社会」がまもなく実現するだろうと述べた。

一方、その後の記者会見で今年一年を漢字で表すとどうなるかと質問され、選んだのは「賞」の一文字だった。

「賞」を選んだ理由について、ノーベル賞に加えて、今年6月に「欧州発明家賞」を受賞したことを挙げた。

また、現地10日に開かれる授賞式に向けては、記念メダルの受け取り方などの指導を受けていると明かした。

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