宇宙船「オリオン」が地球に帰還 NASA長官「宇宙探索の新たな始まりの始まり」
NASA(=アメリカ航空宇宙局)が人類を月に送る「アルテミス計画」の第1弾として打ち上げた宇宙船「オリオン」が、月周回を終えて地球に帰還しました。
宇宙船「オリオン」は、およそ25日間にわたる月への飛行を終え、大気圏に再突入し、日本時間の12日午前2時40分、メキシコ沖の太平洋に着水し、地球へ帰還しました。NASAによると、宇宙船の損傷や燃料漏れは確認されていないということです。
NASA・ネルソン長官「宇宙探索の新たな始まりの始まりです」
今回の試験飛行は無人で、マネキンが乗せられ、放射線や振動などのデータを集めるほか、大気圏再突入の際「オリオン」が高熱に耐えられるかなどが確認されます。
NASAは、来年の初めには第2弾で月の上空までを往復する宇宙飛行士を発表する予定だということです。