中国・武漢で相次いでいた新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎は中国各地で患者が急増している。さらに高齢男性１人が亡くなり死亡者数は４人となった。

新型コロナウイルスによるとみられる肺炎の患者は２０日夜、新たに上海などで確認され、２１８人にのぼっている。また、８９歳の男性１人が死亡し、死亡者数は４人になった。こうした事態を受けて、習近平国家主席は、全力をあげて感染拡大を阻止するよう指示を出した。

一方、中国政府による専門家チームのトップは２０日夜、「人から人に感染していることは間違いない」との見解を示した。１人の肺炎患者を治療する中で、医療スタッフ１４人に感染が広がったことなどを根拠にあげている。