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韓国の教会集団感染拡大 6、7人重症者も

2020年2月21日 17:10

韓国の保健当局は21日午前、新型コロナウイルスの感染者が新たに52人増え、156人になったと発表した。新興宗教団体の教会で起きた集団感染がさらに拡大している。

韓国では21日午前9時までに、新型コロナウイルスの感染者が新たに52人確認され、あわせて156人に増えた。このうち、6、7人が重症だという。特に、南東部大邱市にある新興宗教団体の教会で集団感染が発生し、これまでに100人近くの関係者の感染が確認されている。

発熱などの症状を訴えている信者は、確認されているだけで544人にのぼっていて、感染者の数はさらに増える恐れがある。

こうした中、文在寅大統領は21日の会議で、新興宗教団体の教会で起きた集団感染について徹底的に調査するよう指示した。

韓国政府は、大邱市などを「感染症特別管理地域」に指定し、軍の医療スタッフを派遣するなどして、防疫態勢を強化する方針。