独でクリスマスマーケットに車突入…5人死亡、200人以上ケガ 容疑者の動機解明を急ぐ
ドイツ中部で20日夜、クリスマスマーケットに車が突っ込み、少なくとも5人が死亡、200人以上がケガをしました。地元当局は、逮捕された男の動機の解明を急いでいます。
ドイツ中部の都市・マクデブルクのクリスマスマーケットで20日夜、多くの人がにぎわう中に車が突っ込みました。ロイター通信によりますと、9歳の子どもを含む少なくとも5人が死亡、200人以上がケガをしたということです。犯行に使われた車はガラスにひびが入り、車体のあちこちがへこんでいました。
州政府によりますと、逮捕された車を運転していた50歳の男はサウジアラビア出身の医師で、単独犯だったということです。
容疑者の男について、ドイツメディアなどは、イスラム教の信仰を放棄し、SNS上でイスラム教を批判していたと報じています。また、「サウジアラビアからの難民に犯罪を行っている」などとドイツ当局に対する批判も投稿していたと報じていますが、事件の動機は明らかになっていません。
21日、現地を訪れたドイツのショルツ首相は「恐ろしい行為だ」と事件を非難しました。
地元当局は、テロの疑いも含めて調べています。