アメリカのトランプ大統領はイギリスのスターマー首相と会談し、ウクライナの戦闘終結などについて協議しました。

トランプ大統領「（ゼレンスキー大統領と） ウクライナの鉱物、レアアース、 石油、ガスの開発において、アメリカが主要なパートナーとなる歴史的な協定に署名する予定だ。これはウクライナにとって素晴らしいものになると思う。我々は現地に赴いて掘る」

トランプ大統領は27日、ホワイトハウスでイギリスのスターマー首相と会談し、共同で記者会見しました。

トランプ氏は28日、ウクライナのゼレンスキー大統領とウクライナ支援の見返りに鉱物資源などを提供する協定に署名すると表明したうえで、「アメリカの納税者は、ウクライナの自衛の支援のためにつぎ込まれた何千億ドルもの資金を、事実上払い戻されることになる」と強調しました。

さらに「次のステップは停戦をすることだ。すぐに実現することを望んでいる」と述べ、停戦交渉に意欲を示しました。

また、会談の中でトランプ氏は、ゼレンスキー氏を「独裁者」と呼んだことについて、「私がそんなことを言ったなんて信じられない」と述べました。28日に協定への署名を控える中、軌道修正をはかったとみられます。