アメリカのトランプ大統領は3日、政府系ファンドの創設に向けた大統領令に署名し、このファンドが中国系の動画投稿アプリ「TikTok」の一部を保有する可能性があると述べました。

トランプ大統領は3日、財務長官と商務長官に対し、政府系ファンドの創設に向けた措置をとるよう指示する大統領令に署名しました。

トランプ氏は、アメリカにはこれまで政府系ファンドがなかったと述べ、「短期間のうちに、我々は最大級のファンドを持つことになるだろう」と強調しました。その上で、政府系ファンドがTikTokを一部保有する可能性に言及しました。

トランプ大統領「TikTokと何かするかもしれない、しないかもしれない。政府系ファンドに入れるかもしれないし、あるいは非常に裕福な人とパートナーシップを結ぶかもしれない。選択肢は様々あるが、ファンドはその一例になるかもしれない」

TikTokをめぐっては、アメリカ事業を売却しなければ、国内でアプリ配信などが禁止される法律が発効しています。しかし、トランプ氏が大統領令で法律の施行を猶予し、アメリカ企業が50％の所有権を持つことを求めています。