１１月のアメリカ大統領選挙に向け、トランプ大統領率いる与党・共和党の全国大会が南部・ノースカロライナ州で開幕しました。

トランプ大統領はサプライズで会場に登場し、過激な「トランプ節」で再選への支持を訴えました。共和党大会は、ほぼ全てがオンラインだった民主党大会とはまったく違う形式で進んでいます。

トランプ大統領は、投票で党の候補に正式に指名された後、関係者の歓声に迎えられながら姿を現しました。

トランプ大統領「民主党が勝つのは選挙に不正があった場合だけだ」「バイデン氏が当選すれば、中国がアメリカを支配する。そんなことは許さない」

また、民主党候補のバイデン氏については「党大会で現地入りせず、開催した州を軽視した」と批判し、自身との違いを強調しました。

その共和党大会ですが、４日間の日程で行われ、最終日には大統領がホワイトハウスから指名受諾演説を行います。

また、大統領は農業施設を視察し、支持層である農家へのアピールも強化しています。

トランプ大統領「アメリカの農家を狙い撃ちにした中国に、私は高い関税で対抗した」

日本時間２５日午前９時半からは一部、オンライン形式での応援演説が始まります。妻のメラニア夫人や長女・イバンカ氏など「トランプ・ファミリー」が連日、登壇して大統領をたたえるほか、慣例を破って、大統領自身も毎日、何らかの形で登場するということです。

支持率でバイデン氏にリードを許す中、大統領は、自ら大会を盛り上げ巻き返しを図りたい考えです。