×

米民主党大会最終日 バイデン氏演説へ

2020年8月21日 6:25

11月のアメリカ大統領選挙に向けた野党・民主党の党大会は最終日を迎え、大統領候補のバイデン氏による指名受諾演説が行われます。

バイデン氏はよく「癒やしの政治」を訴えています。分断されたアメリカ社会、コロナに疲れた国民の心に響く「癒やしの演説」ができるかどうか、その言葉が注目されます。

バイデン氏は地元の東部デラウェア州の会場で、ほぼ無観客の中、演説を行います。地元メディアは、バイデン氏が2週間以上前から会場の下見や、演説の練習を行い、入念に準備を続けてきた、と伝えています。

一方、トランプ大統領は、この演説にぶつけるかたちで、さきほど、バイデン氏の生まれ故郷、ペンシルベニア州スクラントン近郊に入りました。空港では集まった支持者に自ら近寄り、親しみやすさもアピールしました。

トランプ大統領「バイデンはこのスクラントンで生まれたと強調するだろうが、約70年前に引っ越した。彼はペンシルベニアを見捨てスクラントンを見捨てたのだ」

トランプ大統領は、なりふり構わぬバイデン氏攻撃を繰り返しています。

こうした相手を前に、「熱」に欠けるとも言われる77歳の老練な政治家がどんな言葉を紡ぐのか。バイデン氏の指名受諾演説は日本時間の21日午前11時すぎから行われます。