アメリカ大統領選挙に向けた民主党大会は、２日目を迎え、バイデン氏が正式に党の大統領候補に指名されました。ワシントンから中継で伝えます。

党大会は、異例のオンライン形式となっていますが、バイデン氏の指名も各州からのビデオメッセージをリレー形式でつなぐという新たな手法で行われました。

アリゾナ州代議員「バイデン候補に５１票！」

カリフォルニア州代議員「バイデン候補に２６３票！」

テネシー州代議員「次の大統領はバイデン候補！」

バイデン氏は正式に大統領候補に指名され、喜ぶ姿が画面に映し出されました。

バイデン前副大統領「心からありがとう！」

また、副大統領候補にも黒人女性のハリス氏が指名されます。党大会には、４年前、トランプ大統領に敗れたヒラリー氏の夫、クリントン元大統領も登場し「分断ではなく団結を」と訴えました。

クリントン元大統領「トランプの『私たち対その他』というアメリカと、皆が一緒に暮らし働くバイデンのアメリカ。違いは明らかだ」

一方、民主党大会の裏で、トランプ大統領は、１８日、１９日の２日間、全米を横断する形で４つの州を回りました。新型コロナウイルスで一時封印していた支持者の集会を空港に大統領専用機、エアフォースワンで降り立ったその場で、屋外で開きました。

トランプ大統領「バイデン氏は過激な左派の操り人形だ」

劣勢に立つトランプ大統領が必死の巻き返しを図る選挙戦。バイデン氏が、リードをより強固なものにできるかどうか、正念場を迎えています。