アメリカ大統領選挙に向けた野党・民主党大会で、バイデン前副大統領が、正式に党の大統領候補に指名されました。

オンライン形式で行われている党大会ですが、バイデン氏の正式指名が決まった瞬間、画面がバイデン氏に切り替わるサプライズの演出もありました。

これまで、全米から数千人の代議員が一堂に集まって行われてきた指名投票ですが、今回は、各州からのビデオメッセージがリレー形式で流される新たな手法が取られました。

アリゾナ州代議員「バイデン候補に５１票！」

カリフォルニア州代議員「バイデン候補に２６３票！」

テネシー州代議員「次の大統領はバイデン候補！」

正式に指名が決まると画面が地元にいるバイデン氏に切り替わり、クラッカーや風船に囲まれ、喜ぶ姿が映し出されました。

民主党・バイデン候補「心から本当にありがとう。私と家族にとってかけがえのないことだ。木曜日にまた会おう、ありがとう」

また、党大会には、４年前、トランプ大統領に敗れたヒラリー氏の夫、クリントン元大統領も登場しました。

クリントン元大統領「トランプの『私たち対その他』というアメリカと、皆が一緒に暮らし働くバイデンのアメリカ。違いは明らかだ」

さらにオバマ政権で駐日大使を務めたケネディ氏も息子と姿を見せ、「バイデン氏には、アメリカの楽観主義と寛大さがある」と称えました。

民主党大会は、オンラインならではの温かい雰囲気を共有しながら、いよいよハリス氏、バイデン氏の指名受諾演説へと進んでいきます。