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慰安婦像 撤去命令が一転「話し合い」 独

2020年10月14日 5:26

ドイツの首都ベルリンに韓国系の市民団体が慰安婦の像を設置した問題で、撤去を命じていた地元当局が一転、話し合いによる解決を目指すと表明しました。

13日、慰安婦像が置かれているベルリンでは、撤去の命令に抗議するデモが行われました。

市民団体の代表者「地元当局は、私たちに相談もなく撤去するよう命令してきたが、これは問題。今後裁判で決着をつけたい」

また、市民団体は、撤去命令を不服として地元の裁判所に提訴。こうした中、地元当局は一転して、「全ての関係者の主張を吟味し、妥協案を見いだしたい」として、話し合いによる解決を目指す方針を表明しました。混乱が広がる中、方針転換した形です。

この慰安婦像をめぐっては、地元当局が当初、「戦争における性暴力に抗議する記念碑」として設置を許可したものの、その後、慰安婦像とは想定していなかったとして取り消していました。