フランス・パリで警察官が黒人男性を集団で暴行した事件で、捜査当局は、警察官４人を拘束しました。フランス政府も対策に乗り出す方針です。

この事件は、音楽プロデューサーの黒人男性が、自身のスタジオに入ってきた警察官３人から暴行を受けたものです。

その様子は防犯カメラに捉えられ、インターネットメディアに公開されました。暴行の間、黒人差別の発言も繰り返しあったということです。

ＡＦＰ通信によりますと、捜査当局は２７日、現場に催涙ガスを打ち込んだ警察官を含む４人を拘束し、暴行とウソの調書を作成した疑いで調べています。

今回の事件をめぐっては、人種差別との非難が殺到しており、マクロン大統領も自身のツイッターで、動画は「われわれの恥だ」「人種差別をはびこらせてはいけない」などと述べ、対策をとる考えを示しました。