ポーランドにミサイル着弾…G20サミット一変、G7首脳ら緊急会合
ポーランドへのミサイル着弾を受け、G20サミット(=主要20か国・地域首脳会議)が行われているインドネシアでは、G7の首脳らが急きょ集まり、対応を協議しています。
16日が最終日のG20サミットですが、午前中に予定されていたイベントが急きょ後ろ倒しになるなど、雰囲気が一変しています。
アメリカのバイデン大統領が宿泊するホテルには、ドイツのショルツ首相、フランスのマクロン大統領、岸田首相ら各国の首脳が朝から続々と集まり、日本時間午前10時前から約40分間、G7の首脳らが緊急会合を開き、対応を協議しました。
会合後、バイデン大統領は、ミサイルがロシアから発射されたかどうかについては「そうではないかもしれないという情報もある。調査が完全に終わるまでは言いたくない」と述べました。
バイデン大統領「私たちは調査の進展を受けて、一丸となって次の対応を決める」
バイデン大統領は一方で、「ロシアはウクライナへの攻撃をエスカレートさせ続けている」と批判しました。
ミサイル着弾の一報はインドネシアでは夜明け前でしたが、大統領はツイッターに、Tシャツにチノパン姿でブリンケン国務長官らと協議する写真を投稿していて、事態の緊急性を物語っています。
一方のロシア側ですが、サミットに出席していたラブロフ外相は15日夜、帰国の途についています。
ミサイル着弾を受け、G20サミットは首脳宣言が出せるのかも含め、一気に流動的になってきています。