経営再建を目指している中国の不動産大手・恒大集団は、ことし上半期の赤字がおよそ6600億円にのぼると発表しました。

恒大集団は27日、ことし1月から6月までの赤字が、およそ6600億円で、負債総額はおよそ48兆円にのぼると発表しました。恒大集団は先月、去年とおととしの純損失があわせて11兆円を超えたと明らかにしていて、2年半での赤字額はおよそ12兆円にのぼり、経営不振の深刻さが改めて浮き彫りになった形です。

恒大集団は今月、外国企業が破産の手続きを行うための連邦破産法15条の適用をニューヨークの裁判所に申請しています。適用されれば、アメリカに保有する資産の差し押さえなどを防ぐことができるため、債権者と協議を進めるなどし、経営再建を目指しているとみられます。