救助続く大地震、仙台在住のミャンマー出身者…母国に思い寄せる「一番頼りにしているのは日本」
今も懸命な救助作業の続くミャンマーの大地震。
ミャンマー出身の女性は、遠く離れた宮城から母国に思いを寄せています。
仙台市に暮らすミャンマー出身のスーザ ミョータンさんです。
約40年前に来日し、技能実習生が日本になじむまでのサポートなどを行っています。
仙台在住・スーザ ミョータンさん
「日本だったら地震とか災害が多い国だから、地震になったときに自分を守る教育とかを小学生の頃から学んでいると思いますけど、ミャンマーは地震があまりないし、そういうことを学んでいないだけに、ひどい目に遭っている部分もあると思います」
死者が2700人を超えたミャンマー大地震。
震源に近い都市マンダレーにある7階建てのホテルでは、宿泊客など200人ほどが下敷きになったということです。
救援チームは、がれきのなかに生存者がいるとみて懸命の捜索活動を続けています。
スーザさんの元にも、連日知人から送られてくる現地の被害状況の写真が送られてきていて心を痛めています。
仙台在住・スーザ ミョータンさん
「この激しい壊れ方というのは、一個人一団体の助けでどうにかできる問題ではない。ミャンマーがいちばん頼りにしているのは日本です。ですから、日本の皆さんにミャンマーのことをぜひとも自分のことのように支援していただきたい」
スーザさんが理事を務める宮城・ミャンマー友好協会では、4月末まで寄付を募っているということです。