米アカデミー賞で快挙 「ゴジラ-1.0」日本初の視覚効果賞 宮﨑駿監督「君たちはどう生きるか」長編アニメ映画賞
アメリカ映画界最高の栄誉とされるアカデミー賞の授賞式が行われ、山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞を、宮﨑駿監督の「君たちはどう生きるか」が長編アニメ映画賞を受賞しました。中継です。
先ほどまで授賞式が行われていた会場前です。今回のアカデミー賞では、日本の2作品が同時に受賞する快挙となりました。
視覚効果賞を受賞した「ゴジラ-1.0」の山崎貴監督は受賞の瞬間、両手を上げて喜びを爆発させました。
山崎貴監督「このステージに立つことは、不可能だと思っていました。この受賞は誰にでもチャンスはあるという証しなのです!」
視覚効果賞は、これまで「スター・ウォーズ」や「アバター」といった世界的な名作が受賞していて、日本作品では初の快挙です。
また、宮﨑駿監督の「君たちはどう生きるか」が長編アニメ映画賞を受賞し、鈴木敏夫プロデューサーのコメントが読み上げられました。
「この作品は制作に7年もの歳月を費やし、本当に難産でした。そうしたことを乗り越え、生まれた作品が世界中で多く見てもらえたこと、評価いただけたことをうれしく思います」などとしています。
一方、国際長編映画賞にノミネートされていた「PERFECT DAYS」の受賞はなりませんでした。
そして、注目された作品賞を含む7部門で原爆の開発を率いた学者を描いた「オッペンハイマー」が受賞しました。こうした中、マイケル・ダグラスさんなど俳優らが連名で核兵器の廃絶を訴える文書を公開したほか、ロサンゼルスには「オッペンハイマーが始めたことを、私たちは終わらせることができる」などと描かれた看板も立てられています。