NATO“最大規模”空軍演習を開始 パートナー国として日本の空自も参加 露けん制の狙いも
NATO(=北大西洋条約機構)は12日、これまでで最大規模となる空軍演習をドイツで開始しました。ウクライナ侵攻を続けるロシアをけん制する狙いもあります。
ドイツが主導する空軍演習「エアディフェンダー」は、NATO加盟国への攻撃を想定し、集団的自衛権を定めた北大西洋条約第5条に基づく共同対処能力の向上を図るのが目的です。
NATO発足以来、最大規模となる空軍演習で、加盟国など24か国のほか、パートナー国として日本の航空自衛隊も参加していて、ウクライナ侵攻を続けるロシアをけん制する狙いもあります。
NATOなどによりますと、各国から合わせておよそ1万人の兵士と戦闘機など250機が派遣され、主にドイツの上空で、2000回の飛行訓練が行われるということです。空軍演習は、今月23日まで実施される予定です。