米無人探査車が火星着陸“生命痕跡”探しへ
NASA(=アメリカ航空宇宙局)の無人探査車が18日、火星への着陸に成功しました。今後は火星上で生命の痕跡を探し、岩石などのサンプルを地球に届けるミッションに挑みます。
NASAの火星探査車「パーシビアランス」は日本時間午前6時前、火星の地表に無事着陸しました。大気圏突入から着陸まではおよそ7分間で、大気圏を通過したあとパラシュートを開き、上空から着陸に適した場所を探して着地するまでのすべてを自動制御で行いました。
着陸した探査車からは早速、火星の地表の写真が送られ、開発に携わった日本人技術者も喜びをかみしめていました。
NASAジェット推進研究所・大丸拓郎さん「安心と興奮と期待とが複雑に絡み合った感情が一気にこうバンとくる感じでした。本当にこれからが本当のミッションの始まりなので気を引き締めていきたい。まずは僕自身が開発に携わったサンプル採取システムがきちんと動くかが一番気になるところですね」
探査車は今後、地表で岩石の採取などを行いながら、生命の痕跡を探すことになります。