ペルー大統領選 元大統領長女ら18人乱立
南米のペルーで11日、任期満了に伴う大統領選挙の投票日を迎えました。フジモリ元大統領の長女、ケイコ・フジモリ氏ら18人が乱立し、上位2人による決選投票になると見込まれています。
ペルーの大統領選には、元国会議員やサッカーの元ペルー代表選手など18人が立候補しています。このうち、フジモリ元大統領の長女、ケイコ・フジモリ氏は、3度目の大統領選への挑戦です。ケイコ氏は、知名度はあるものの、今年3月にマネーロンダリングの容疑で訴追されるなどイメージを悪化させています。
候補者が乱立する中、11日の投票では、当選に必要な過半数の票を得る候補者はない見通しで、上位2人が6月の決選投票に進むと見込まれています。ケイコ氏が残るかは微妙な情勢です。
ペルーでも新型コロナウイルスの感染が拡大していて、選挙では、大きな打撃を受けている経済の立て直しなどが争点となっています。