島根・竹島の周辺海域で韓国軍が行う訓練を理由に、日本側がＧ７（主要７か国首脳会議）での日韓首脳会談を一方的に取り消したと韓国メディアが報じました。

訓練は年に２回、定期的に竹島周辺の海域で行われるもので韓国・聯合ニュースによりますと、今回は１５日、韓国海軍と海洋警察の艦艇や航空機が参加し、非公開で行われる予定だということです。

去年１２月に行われた定例訓練で参加が見送られた空軍も動員されますが、新型コロナウイルスの感染状況を考慮して竹島に兵士は上陸させず、主に海上で訓練を行うということです。

聯合ニュースは韓国外務省当局者への取材として、日韓両国はイギリスでのＧ７の際に略式の首脳会談を行うことに暫定合意していたにもかかわらず、日本側が韓国軍による竹島周辺での訓練を理由に一方的に取り消したと伝えています。

この報道について、韓国外務省は「両首脳の出会いにオープンな姿勢で臨んできたが、実際に現場で会合を行うことができなかった」とコメントを発表しました。